COVID-19ワクチンの緊急ニーズ:ウイルスとの競争!

2020年4月15日 Cellspect Co., Ltd

 4月13日、WHO(世界保健機関)は新型コロナウイルス(COVID-19)の致死率は、2009年にパンデミックを起こしたH1N1型インフルエンザ(豚インフルエンザ)の10倍に相当すると指摘した。WHOテドロス事務局長は、スイス・ジュネーブで、インターネット記者会見にて、新型コロナウイルスが、これまでに13万3千人以上の命を奪い、200万人以上の感染を引き起こしていると述べた。WHOは「最終的には、ウイルス感染拡大を完全に止めるために、安全で効果的なワクチンを開発し、提供する必要がある。」と強調した。[1]

ワクチンの候補

 CEPI(感染症流行対策イノベーション連合)によると、2020年4月までに、世界中で115種類もの新型コロナウイルスワクチンが開発されており、そのうち7種類の候補ワクチンが第I相臨床試験に入っています(表1)。[2] [3] [4] WHOの文書によると、CanSino Biologics Inc.と中国軍事医学アカデミーの生物工学研究所によって、最先端の研究が達成されたと示している。この実験的ワクチンは現在第II相臨床試験中である。[5]

 新型コロナウイルスの流行は、競合他社との協業を生むことさえあった。米国時間14日、世界的製薬大手で競合関係にある2社、仏サノフィと英グラクソ・スミスクライン(GSK)は新しいコロナウイルスのワクチンを共同開発した。サノフィはウイルスSタンパク質抗原を標的としたリコンビナントDNA技術を用いてワクチン候補を絞る;GSKは、GSKの持つワクチンアジュバント技術プラットフォームを用いて患者の免疫反応を低下させることに貢献する。今年後半に治験を開始し、これが成功すれば2021年後半の実用化を目指す。

ワクチンの候補

 CEPIの科学者らはまた、2020年初めにCOVID-19に対する効果的なワクチンを開発するための10の異なる技術プラットフォームが研究開発されたと報告した。


• 核酸(DNAとRNA)(Moderna、mRNA-1273)
• ウイルスベクター(CanSino Biologics、アデノウイルス5型ベクター)
• DNA複製に関与するウイルス様粒子(Shenzhen Geno-Immune Medical Institute、LV-SMENP)


 CEPIによると、DNAまたはメッセンジャーRNAに基づくプラットフォームは、強力な免疫応答によりCOVID-19抗原機能をかなり変化させる見込みがあり、迅速な評価ができ、長期安定性のために精製し、大量生産が可能である。2020年に開発中のその他のプラットフォームは、ペプチド、リコンビナントタンパク、弱毒生ウイルス、および不活化ウイルスに焦点を当てている。

展望と潜在的な制限

 新型コロナウイルスワクチン開発は、世界中で猛威を振るう火事のようなものだ。CEPIによると、2006~2015年のワクチンの第I相試験から第III相試験への承認取得成功率はわずか16.2%であった。

 [6] 最悪なのは、RNAウイルスとして、この新型コロナウイルスには高度の変異性があり、ヒト免疫系の機能を低下させる可能性がある、ことである。新型コロナウイルスは非常に油断がならず、類のない特徴がある。世界的統計によると、このウイルスは体内で非常に長期間生存する。発症から陰性になるまで2週間以上かかるのが一般的で、陰性になるまで2カ月以上必要なケースもある。[1] 一部の患者では、体内に抗体があっても、気道からウイルスが検出されることがある。科学者たちは、たとえワクチンの開発に成功したとしても、その効果はそれほど大きくないのではないかと心配している。従って、世界中でのワクチンの積極的な開発に加えて、公衆衛生予防策と効果的な治療法の開発も喫緊の課題である。

引用文献:

  1. World Health Organization: WHO: www.who.int

  2. Coalition for Epidemic Preparedness Innovations: https://cepi.net/

  3. Thanh Le, Tung et al. (9 April 2020). "The COVID-19 vaccine development landscape". Nature Reviews Drug Discovery. doi:10.1038/d41573-020-00073-5ISSN 1474-1776.

  4. "COVID-19 treatment and vaccine tracker" (PDF). Milken Institute. Retrieved 15 April 2020. Lay summary.

  5.  "China's CanSino Bio advances COVID-19 vaccine into phase 2 on preliminary safety data". FiercePharma. Retrieved 13 April 2020.

  6. "Clinical Development Success Rates 2006-2015" (PDF). BIO Industry Analysis. June 2016.

  7. https://en.wikipedia.org/wiki/COVID-19_vaccine#cite_note-milken-4

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